仕事のやりがい

Vol.0892022.9
「人員獲得に向けての研修体制の確立」
職種:
訪問介護
勤続年数:
21年

介護業界では人員不足に関して深刻な課題となっており、他ならぬ私たちの訪問介護事業所(舟渡ヘルパーステーション)でもこの課題に関しては何年も前から頭を悩ませるものとなっています。

舟渡ヘルパーステーションでは介護保険制度が始まった年から勤めるベテランヘルパーも数名おり、年齢層の高いヘルパーも多く在籍しています。これまで「もう年だから」等の理由により退職されたヘルパーもおり、世代交代の危機に直面しています。そんな中、人員不足解消の施策として保険者である板橋区が独自の研修制度を確立させました。以前からあったヘルパー講習・初任者講習の研修内容に比べて時間・日数も縮小されており受講もし易く、研修修了者が従事するには制限はありますが、在宅のご利用者に訪問が可能になる資格となっています。そしてこの研修自体が自事業所で開催する事が可能になった事を知り「自分たちの力でヘルパーを獲得できるチャンス」と思い、上司・同僚の協力も得て開催する事ができる様になりました。

年に2回位の研修開催にはなりますが、自治会への広報を行い募集を募り、少ない人数ではありますが研修を修了した方が舟渡ヘルパーステーションに所属し、現在も働いてくれております。人員不足と悩んでばかりでは何も変わりません。できる事を探して行動に移し、大切な仲間を増やすことができた事に達成感・やりがいを感じます。これからも前を向いて走りながら、「迷ったらまず動く」をモットーにしていきたいと思います。